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コラム

SNSを使った成功事例を紹介!インバウンド集客を成功させるポイントとは?

Jan 15, 2024
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本記事では、海外旅行客に向けたSNSの活用や、多言語への対応、文化的違いへの対処法など、観光市場で成功するための重要なポイントを紹介していきます。



インバウンド集客がもつ影響力

日本経済にとって、インバウンドで訪れる海外旅行客は重要な役割を果たしています。

最新の調査によると、訪日外国人の数はコロナ流行前の7割の水準に回復し、2023年の消費額は約5.9兆円に達する見込みです。
これは2019年の4.8兆円を上回る数値であり、日本経済への大きな貢献を示しています。

特に注目すべきは、海外旅行客1人あたりの消費額がコロナ前よりも高い水準を維持している点です。
円安の影響や、長いあいだ日本旅行ができなかったリピーターによる購買行動、さらには日本の観光資源の再発見などが、この高い消費額を支えています。

このような背景を踏まえるとインバウンド集客が重要であることは明らかであり、日本の観光業界は、外国人観光客のニーズに応えてさらなる集客を目指す必要があります。





Web・SNSを使ったインバウンド集客

それでは、具体的なインバウンド集客の方法について詳しく見ていきましょう。


Googleマップを活用する

外国人観光客の多くは、行動計画を立てるときにGoogleマップを利用しています。
そのため、店舗や観光地がGoogleマップ上で適切に表示されること、それにより観光客の目にとまることが非常に重要になります。

Googleビジネスプロフィールに登録して、Googleマップ上で表示される店舗情報を最適化することは、外国人観光客を集める観点でとても有効です。
これはMEO(Map Engine Optimization)と呼ばれており、検索結果での上位表示を目指すための対策となります。

またGoogleマップでの上位表示は、口コミの増加にもつながります。
外国人観光客は口コミを重視する傾向があり、良い評価が集まれば、それが直接的な来客増加に繋がる可能性が高いです。



外国人向けの公式サイトを用意する

外国人観光客は情報収集のためにインターネットを利用するため、公式サイトがアクセスしやすく、理解しやすいことはとても重要です。

理想的な外国人向けの公式サイトの条件として、日本語と英語のページがすぐに切り替えられる設計が挙げられます。

またメニューや店舗の特徴を英語で詳しく伝えることができれば、外国人観光客に来店してもらうためのきっかけにもなります。

英語版の公式サイトは、外国人観光客にとっての第一印象となるため、彼らのニーズに合わせたデザインと内容にすることが重要です。
言語だけでなく、文化的な背景や利用習慣を考慮したサイト作りが、インバウンド集客の成功に繋がるでしょう。


外国人が使う口コミサイトを利用する

インバウンド集客において、外国人が利用する口コミサイトや旅行メディアの活用も非常に効果的です。

特にトリップアドバイザーのような国際的に知られた口コミサイトに店舗情報やサービスを掲載することは、新規顧客の獲得に直結します。

トリップアドバイザーはユーザーが口コミをもとに、実際の予約まで進めることができるため、訪日外国人観光客の来客促進も期待できるでしょう。



公式SNSアカウントで情報を発信する

特にTwitterやInstagram、TikTokなどは、訪日外国人観光客に直接アプローチするのに理想的なプラットフォームでは、店舗の公式SNSアカウントの運営にも注力しましょう。

Twitterでは短いテキストと画像を使って、即時性のある情報を発信することが可能です。
イベントや特別なプロモーションなど、タイムリーな情報を共有することで、訪日外国人観光客の関心を引くことができます。

Instagramは、ビジュアルに強いプラットフォームです。
魅力的なビジュアルの写真や短いリール動画を通じて、店舗の雰囲気やメニューの特徴を紹介することができます。
特に料理の写真や店内の様子を見せることで、観光客の興味を引くことができるでしょう。

TikTokは短い動画を使って、よりダイナミックな内容を伝えることができます。
料理を調理する過程や店内の雰囲気、実際のお客さんの反応などを生き生きと伝えることで、観光客の好奇心を刺激します。

複数のSNSプラットフォームで公式アカウントを運営し、店舗の魅力を発信することは非常に効果的です。



海外フォロワーをもつインフルエンサーを起用する

公式SNSアカウントを積極的に運用していても、海外のお客さんに届けたり、外国人のフォロワーを獲得したりすることは簡単ではありません。
このような場合、海外フォロワーを多く持つインフルエンサーを起用して店舗の魅力をアピールすることが、効果的なマーケティング手法となります。

インフルエンサーを通じて商品やサービスを紹介することで、ユーザーから信頼性の高い情報源と見なされ、効果的にターゲットにリーチすることができるでしょう。

またインフルエンサーマーケティングは、まだ新しい市場において、ブランドの認知度を高めるのに役立ちます。
さらにインフルエンサーの投稿は、そのままSNS上でフォロワーにより共有されることが多く、広範囲にわたって拡散してもらうことも可能です。


海外で使われているSNSを活用する

インバウンド集客においては、日本で一般的なTwitterやInstagram、TikTokだけでなく、狙ったターゲット国で流行っているSNSを活用することも効果的です。

たとえば中国では、小紅書(RED)というSNSがとても人気があります。
REDは若い女性を中心に絶大な人気を誇り、InstagramとAmazonの機能を併せ持つプラットフォームです。
登録ユーザーは2.5億人を超え、月間アクティブユーザーは8,500万人ともいわれます。

中国の消費者は、特にインフルエンサーの投稿を重視する傾向にあり、SNSを通じて商品やサービスを知って購入に至るケースが多いです。
そのため中国からの観光客をターゲットにする場合は、REDなど中国独自のSNSを活用したマーケティング戦略が、非常に有効な手段となるでしょう。


インバウンド集客が上手くいった成功事例

横浜の和食レストラン「MINATO」

横浜にある和食レストラン「MINATO」は、ムスリムやベジタリアンの顧客を対象に特化したサービスを提供し、年間約3万人の外国人観光客を集客しています。

レストラン「MINATO」が成功を収めた鍵は、Instagramを活用した効果的なプロモーションにあります。

当初、自社で運営しているSNSでの発信だけでは十分な集客にはつながりませんでしたが、ムスリム(イスラム教を信仰している人)のお客さんに記念写真を撮って提供することで、お客さん自身がSNSでの発信を行ってくれるようになりました。
これが大きな波及効果を生み、外国人観光客の大幅な増加につながったのです。

さらに店内にムスリムのための礼拝室を設置し、SNSでの写真掲載に対する割引サービスを提供するなど、積極的な取り組みを行いました。
これにより「MINATO」は、インバウンド集客において大きな成功を収めています。



京都の舞妓変身スタジオ「四季」

京都観光で人気の舞妓体験ができる舞妓変身スタジオ「四季」は、公式Instagramアカウントを効果的に活用し、インバウンド集客に成功しています。

スタジオ「四季」の投稿は主に日本語で行われていますが、英語のハッシュタグを多用している点が特徴的です。
例えば「#kyoto」「#maiko」「#japan_trip」「#discoverjapan」などのハッシュタグを活用することで、日本を訪れる外国人観光客にもアピールしています。

またSNSの投稿は日本語が中心ですが、公式サイトにアクセスすると英語や中国語での情報も提供されています。

このようにハッシュタグを上手く活用し、外国人観光客にもアクセスしやすい環境を整えたことで、英語でのコメントが多数寄せられるなど、外国人観光客からの関心を集めることに成功しているのです。


③和食料亭「がんこ」

関西・関東を中心に店舗を展開する和食料亭「がんこ」は、訪日中国人観光客をターゲットにしたSNSの運用で大きな成功を収めました。

中国国内ではネット検閲のため、国外のWebサイトやSNSへのアクセスが制限されています。、
そのため中国人観光客へのアプローチは、中国独自のSNSを活用することが重要です。

そこで「がんこ」は、中国で圧倒的な人気を誇るSNS「Weibo(ウェイボー)」の公式アカウントを開設しました。
この戦略により、訪日中国人観光客の獲得に成功し、さらに実際に店舗を訪れた客の投稿がシェアされて拡散されるなど、効果的なSNS運用が実現したのです。

このように「がんこ」の事例は、ターゲットに最適なSNSを選択し、市場に合わせた戦略で成功を収めた例といえます。


石川県の旅館「加賀屋」

石川県七尾市和倉温泉に位置している歴史ある旅館「加賀屋」は、Facebookを中心にSNSを活用して、インバウンド集客に成功しています。

投稿している内容は、旅館の宿泊プランや施設の紹介、周辺の観光情報、オリジナル商品の紹介など多種多様です。
Facebookでの「いいね!」数は1.5万件を超え、フォロワー数も1.5万人に達しています。

「加賀屋」が行ったSNS戦略の特徴は、伝わりやすい文章と美しい写真を用いた投稿にあります。
これにより、多くの「いいね!」やコメントが寄せられています。
また時にはハッシュタグを活用したキャンペーンも実施することで、さらなる注目を集めました。

このように「加賀屋」は、SNSを通じて旅館の魅力を効果的に伝え、インバウンド集客の促進に成功しているといえます。


岐阜県高山市

岐阜県高山市は、アニメの聖地を利用した情報発信でインバウンド集客に成功しています。

高山市は、映画「君の名は。」の聖地として知られており、映画に登場するスポットの写真をSNSで積極的に投稿して、話題を集めました。
この映画は中国や台湾、香港などのアジア圏で人気を博しており、これらの地域からの観光客を誘致することに成功しています。

また高山市は「Visit Hida Takayama」というFacebookページを英語で運用し、インバウンド対策に取り組んでいます。
Facebookのフォロワー数は4.6万人にのぼり、「#hidatakayama」「#takayamagram」などのオリジナルハッシュタグを使用していることが特徴です。

また3日に1度という更新頻度で、ほかの自治体と比べても更新頻度が高いのが特徴といえるでしょう。

高山市の事例は、アニメや映画の聖地となった特性を活かし、SNSを通じて情報を発信することで、インバウンド集客を促進する効果的な方法として注目されています。


インバウンド集客のメリット

収益が見込める

インバウンド需要はコロナ禍から回復傾向にあり、今後も訪日外国人観光客の増加が予想されています。

訪日外国人観光客は、日本の文化や商品に対して高い消費意欲を持っています。
そのため彼らをターゲットにしたビジネスは、国内顧客だけに依存するよりも、より大きな収益を見込むことができるでしょう。
特に日本ならではの商品や体験を提供することで、より消費促進が期待できます。

また外国人観光客は、SNSなどを通じて自国に日本の魅力を発信してくれることも多く、これが新たな顧客を引きつけるきっかけになり得ます。

インバウンド集客に成功することで、日本国内の事業者は新たな市場を開拓し、収益の多様化と拡大を図ることができるのです。


世界規模で拡散される

インバウンド集客により海外からのお客さんが訪れることで、彼らが撮影した写真や体験談が世界中に拡散される可能性が高まります。

外国人観光客は訪れた場所や体験したサービスについて積極的にSNSで共有してくれるので、自国の友人や家族、フォロワーに日本の魅力が広く伝わるという効果が期待できるのです。
これにより、さらに多くの外国人観光客が訪れ、ビジネス拡大のきっかけともなり得ます。

また海外での注目度が高まることで、新たなビジネスパートナーシップや海外展開の機会が生まれることもあるかもしれません。

インバウンド集客は地域や事業の国際的な認知度を高め、多様なビジネスチャンスを創出するかもしれないという、大きなメリットがあるのです。
インバウンド集客のデメリット


インバウンド集客のデメリット

外国語でのコミュニーションが必要になる

インバウンド集客を行うときに考えられるデメリットとして、外国語でのコミュニケーションが必要になることが挙げられます。
訪日外国人観光客に対応するためには、外国語での接客能力や、外国語のメニューや案内板の準備が求められるでしょう。

また外国語でのコミュニケーションを行うために、スタッフに研修を行ったり外国語を話せるスタッフを採用したりする必要もあるかもしれません。

インバウンド集客を成功させるためには、外国語コミュニケーションの課題に対応する準備が必要不可欠です。


文化やマナーが異なる場合がある

インバウンドで外国人観光客を招くことで、来店する外国人観光客の文化やマナーが日本と異なり、予期せぬ問題が発生する可能性があります。

文化的な違いによってマナーがよくないお客さんが増えてしまうと、かえって日本人のお客さんが離れてしまう原因にもなるかもしれません。
そのため、店舗では外国人観光客に対して、日本の文化やマナーを尊重してもらうような案内を行うことが重要です。

文化的な違いを理解し、お互いに尊重することが、インバウンド集客の成功に欠かせない要素となります。


さいごに

今回はインバウンドで日本を訪れた外国人旅行客を集客する方法とその成功事例、メリットとデメリットについて紹介しました。

インバウンド集客は、外国人観光客をターゲットにしたビジネス戦略であり、収益の増加や国際的な認知度の向上など多くのメリットがあります。
しかしその一方で、外国語でのコミュニケーションや文化的な違いへの対応など、いくつかの課題も存在します。

外国人旅行客に対するマーケティングのポイントを理解し、適切に対応することが、インバウンド集客成功への近道となるでしょう。

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