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コラム

日本と海外のテレビCMの違いは?海外でのマーケティングを成功させよう!

Jan 31, 2024
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テレビCMは、商品やサービスを宣伝するための重要なメディアツールであり、ラジオや新聞など他のマスメディアよりも視覚的にアプローチすることが可能です。

しかし、日本のテレビCMと海外のテレビCMには様々な違いがあります。
例えば、日本と海外でのプロモーションでは、内容やアプローチ方法が異なってきます。
そのため、海外でテレビCMを流したい場合には注意しなければいけません。
そこで、今回は日本のテレビCMと海外のテレビCMの違いについてご紹介していきます。

商品やサービスを紹介するために、日本国内にとどまらず海外でもテレビCMを検討している企業様に、ぜひ読んで頂ければと思います。

テレビCMのメリット

テレビCMのメリットは大きくわけて以下の4つです。

・幅広い年齢層にアプローチできる
・企業名やサービス名などの認知度アップ
・収益アップが狙える
・ブランドイメージの向上に繋がる

テレビCMは、訴求する内容や制作手法によって様々な広告効果を得られます。
目にする機会が増えることで、社名や商品・サービスの印象を植えつけやすくなるため、単純に認知度が上がるだけではなく、収益アップやブランドイメージ確立などの効果を上げていくことができるでしょう。
また、テレビ番組は時間帯が視聴者層によって使い分けられます。訴求したい内容、ターゲットにあった適切なタイミングを選ぶ必要があるため、戦略を工夫することもテレビCMの効果をより引き出すポイントになります。

このように、テレビCMは他のメディアのCMに比べてインパクトが強く、多くの人に情報発信ができます。


日本と海外のテレビCMの違い

テレビCMはさまざまな広告効果が得られますが、日本と海外では作りが全く違います。
そのため、海外でテレビCMを流す際は注意しなければなりません。
それでは、日本と海外のテレビCMの違いについて見ていきましょう。

日本はタレント起用、海外はストーリー重視

日本のテレビCMでは、有名タレントが多く起用されています。

その結果、
「人気アイドルが起用されているから、商品を買ってみよう」
「肌のきれいな女優さんが起用されているから、使ってみよう」
という消費行動をとる人も多いと思うので、とても有効な手段といえるでしょう。

また、〇〇〇のCMならあの人!とイメージするCMがあったりしませんか?。
同じ商品やブランドに、同じ有名タレントが長期的に起用されることもよくあることですが、
「あのタレントがCMに出ている企業」として認知されやすく、企業のイメージづくりになるメリットがあります。

毎年、CM放送回数ランキングが発表され話題になったり、逆にタレントに不祥事が起きるとテレビCMにも影響されます。

一方、海外のテレビCMでは有名人の出演と比べ、ストーリー性の強いテレビCMの方が多く放送されています。
アメリカでは映画やドラマなどに出る有名人を見かけることがあまりありません。
この違いは、日本人と外国人が何をもって購買意欲がそそのかされるのかが異なるために生じます。
そのため、海外向けテレビCMを検討する際は、タレントを起用すればいい訳ではない点にご注意ください。



アピール方法

日本のテレビCMは、有名人や著名なミュージシャンの曲を使い、購売意欲向上を狙います。一方で、海外のテレビCMは物語性やインパクト重視です。

例えば、同じ商品のテレビCMでも、以下のような違いがあります。

・日本
有名人が商品を使っている様子に焦点を当てる
・海外
商品の性能やデザインなどにフォーカスしたり、キャッチコピーなどを表示する

これは、日本人は有名人のイメージに惹かれ、外国人は商品自体の印象に関心を抱くためです。
このように、日本と海外のテレビCMではアピールする方法が全く違います。


ライバル会社との比較

日本では、他社商品と比較したテレビCMを流す場合、民間放送や誹謗中傷に関する様々な法律や取り決めを守らなければいけません。
一方、海外では他社商品との比較に制約はありません。時には誹謗中傷が行われる場合もあります。
そのため、日本で海外のように露骨な比較を行っているCMを流せば、大問題になるでしょう。
海外でのテレビCMを検討する際は、こうした日本との違いを調査し、海外らしいユニークな視点で考えてみるのもいいでしょう。


登場人物の違い

「カンヌ国際広告祭にみる日本と海外のCM表現比較 – J-Stage」では、日本と海外のテレビCMの登場人物に以下のような違いがあると述べられています。
日本は若年層のタレントや子供、海外は辛辣な態度の老人などが多く出ていると明らかになった。
これは、日本と海外のCMでどのような印象を大切にしているかによります。
日本のCMでは子どもや若年層の登場人物を通じて、爽やかさやフレッシュさを伝えようとしています。
一方、海外では個性豊かな大人たちを出すことで、独自のユーモアでウケを狙うのです。
このように、日本と海外のCMではどのような目線を重視しているのかも異なっています。

Image of cheerful father watching TV with his little cute son holding remote control.

同じ企業なのに日本と海外ではこんなに違う!

では、実際に同じ企業のテレビCMを比較してみましょう。
こちらでは2社の事例を紹介します。

①任天堂株式会社
日本「超おどる メイドインワリオ CM」



海外「どうぶつの森 CM」


世界的なゲーム会社である「任天堂株式会社」のYouTubeチャンネルで公開されているテレビCMです。
日本のテレビCMでは、アニメがメインだったっり、芸人2人が楽しそうに遊んでいる様子を押し出しています。一方、海外のCMでは子どもが日常の一コマの中、ゲームで遊んでいる様子が中心です。
このように、同じゲームのCMでも日本と海外で大きく違いがあることが分かります。



②マクドナルド
日本



海外


こちらは大人気ハンバーガー店「マクドナルド」の日本と海外のCMです。
日本のCMでは芸能人を起用した上で、商品の魅力をアピールしています。一方、海外のCMには子供しか登場していません。
加えて、CMのラストではライバル店の袋でマクドナルドのポテトを隠して食べています。CMを見てみれば分かりますが、日本での放送は困難でしょう。
海外ではこのようなユニークなCMを放送も可能になります。

日本と海外ではテレビCMの内容自体は大きく違っていますが、目的は全く変わりません。
テレビCMの目的は「物を多く販売すること」と、「知名度を上げること」です。目的を達成するためにも、違いを踏まえて適切な方法を選びましょう。


まとめ

近年では、プロモーション動画がマーケティングにおいて重要な役割を担うようになりました。
しかし、日本と海外のテレビCMでは目的自体は同じですが、多くの違いがあります。
海外でのテレビCM展開を成功させるためにも、しっかりと日本と海外のテレビCMの違いを押さえ、多くの人に関心を持ってもらえるようなテレビCMを制作することが重要になります。
その際には、専門知識を有する制作会社に依頼することもおすすめです。


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