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コラム

海外SNSマーケティングで失敗する3つの理由!

Jan 31, 2024
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現代において、X(旧Twitter)やInstagram、TikTokを使った「SNSマーケティング」は、多くの企業にとって必須の戦略となっています。その一方で、ユーザー側もSNSマーケティングに対する目が肥えてきており、戦略の立て方が不十分だと、狙った通りの結果が出ないことも多くあります。


さらに海外市場での展開となれば、一筋縄ではいきません。失敗の原因は多岐にわたりますが、特に海外では文化や言語、法律の違いが影響を及ぼすことがあります。

この記事では、よくあるSNSマーケティングの失敗原因と、国内・海外のマーケティングで陥りがちな罠を解説します。


関連記事:海外SNSマーケティングとは

失敗原因だけでなく成功の秘訣もしっかりお伝えするので、国内外でのSNSマーケティングを考えている人はぜひチェックしてください。

国内外共通|SNSマーケティングで失敗する5つの理由

理由①目的・ターゲットが定まっていない

まずは、国内外で共通するSNSマーケティングの失敗理由から解説しましょう。
もっとも基本的な理由は、施策の「目的」と「ターゲット」が明確でないことです。

マーケティング施策には、さまざまな目的があります。例えばブランドの認知拡大や商品・サービスの購買などです。マーケティング担当者は必ずはじめに、施策を通して達成したいことを決めるでしょう。
しかしこの目的が不明瞭だと、マーケティング施策でどのようなアクションを起こすべきか、どのようなKPI(Key Performance Indicator=重要業績評価指標)で成功を測るべきかが曖昧になってしまうのです。

同様にターゲットが不明確な場合、誰に対してメッセージを発信すべきか定めにくくなります。例えば若年層にアピールする商品であれば、使うSNSもコンテンツの内容も、若年層が興味を持ちやすいものでなければなりません。
SNSマーケティングに限らず、これはマーケティングの基本中の基本です。目的とターゲットが不明確であれば、どれだけ努力してもお金をかけても、成果は出にくいのです。

目的とターゲットをしっかりと定め、それに基づいて戦略を練ることが、成功への第一歩となります。



理由②目的・ターゲットに沿ったアプローチ方法になっていない

目的とターゲットが明確であっても、その2点にアプローチできる方法をとっていない場合、効果的なマーケティングは実現しません。

SNSプラットフォームは、目的とターゲットによって決める必要があります。

例えば商品・サービスの理解を深めてほしいなら、YouTubeなどある程度尺のある動画プラットフォームが適しているでしょう。


もしターゲットが若年層なら、Z世代の利用率が高いTikTokが有力な選択肢となります。

プラットフォームの広告仕様も、目的に応じて選ぶ必要があります。購買を促すことが目的であれば、通販サイトへの誘導ボタンなどを設置できるような広告形式を選ぶべきです。

YouTube広告ひとつとっても、再生回数を伸ばして認知拡大に貢献するもの、購買ボタンを設置してユーザーの行動を促すものなど、さまざまな種類があります。

もし可能なら、広告配信の設定も目的とターゲットに沿ったものにできるとより良いでしょう。広告配信では、配信対象の地域や視聴者属性を選ぶことができます。



SNS理由③目的・ターゲットに沿ったコンテンツになっていない

目的とターゲット、アプローチ方法を定めたら、続いてコンテンツの中身を考えなければなりません。

コンテンツはマーケティングの心臓部ともいえます。中身がしっかりと目的とターゲットに沿っているかどうかが、成功のカギとなります。
新製品の認知拡大が目的であれば、施策を通して商品やサービスの名前・概要をしっかりと伝える必要があります。この点が抜けていると、せっかく適切なターゲットに、適切なアプローチをしても、当初の目的である認知拡大は達成されないでしょう。

また動画コンテンツの場合は、視聴者が飽きないような工夫が求められます。さまざまな動画コンテンツが世の中にあふれている現代、視聴者の心をつかむ工夫がないと途中で離脱してしまい、メッセージは届きません。

近年では、視聴者の心をつかむのに長けたインフルエンサーと協力し、魅力的なコンテンツを制作・発信する企業も増えています。


理由④企業からの一方的な発信になっている

コンテンツの中身にも関連しますが、企業の一方的な思いだけを発信していないか、というのは注意が必要なポイントです。

企業が自社の商品やサービスを主張するだけのコンテンツは、ユーザーにとっては魅力を感じにくいものとなります。ユーザーがSNSマーケティングに慣れている時代だからこそ、一方的な発信はユーザーから嫌がられる可能性が高いのです。

成功するSNSマーケティングでは、ユーザーが何に興味を持っているのか、何を求めているのかを理解し、それに応える形のコンテンツが求められます。

SNSを通して発信するコンテンツは、ユーザーが楽しめるものであることが重要な要素といえるでしょう。


SN理由⑤振り返りを行なっていない

最後に、SNSマーケティングでよく見られる失敗理由として「実施後の振り返りを行なっていない」ことが挙げられます。

マーケティング施策をどれだけ緻密に計画・実施しても、実施後の振り返りがなければ、その効果は明確にはなりません。成功したのか、失敗したのか、何が良くて何が悪かったのかをしっかりと評価することが必要です。
特にSNSマーケティングを継続的に行う場合は、定期的な振り返りは避けて通れないステップでしょう。

SNSマーケティングの最大の利点は、施策の効果が数字であらわれる点です。各プラットフォームごとにフォロワー数やインプレッション数、クリック数など、多くの指標を見ることができます。

施策の結果を把握することで次回の施策に生かすことができ、より効果的なマーケティングが可能となります。数字を基にPDCAサイクルを回して、継続的な改善を行っていきましょう。

Back view of stressed irritated businessman sitting and working with computer in office

海外|SNSマーケティングで失敗する3つの理由

ここまで解説してきた失敗理由は、国内外問わず陥りやすいポイントでした。しかし海外でのSNSマーケティングには、さらに注意すべき点を3つ紹介します。


理由①ステルスマーケティングになっている

まず1つ目が「ステルスマーケティング」です。略して「ステマ」とも呼ばれます。

近年日本国内でも、景品表示法の規制範囲拡充などステマへの取り締まりが厳しくなっています。企業が消費者に対して広告であることを明示せずに、SNS上で商品やサービスを推奨する行為は、それだけ問題視されているといえるでしょう。

しかし海外ではこのような取り締まりがさらに厳しく、特にアメリカやイギリスなどの欧米では法的制裁も非常に厳重です。
そのため海外でのSNSマーケティングを行う際には、対象国の法律をしっかりと調査し、遵守することが必要不可欠です。

ステマは、消費者からの信頼を失い、最悪の場合法的なトラブルにつながる可能性もあります。そのため国内はもちろん、海外でのSNSマーケティングにおいては特に注意が必要です。



理由②現地の感覚に寄り添っていない

国内と海外のマーケティングで大きく異なる点は、現地の文化や感覚、習慣をしっかりと理解しなければならない点です。文化理解をしたうえでのマーケティングでないと、どれだけ優れた商品やサービスであっても、現地の人々にその魅力は届きません。

例えば現地で主に使われているSNSプラットフォームは何か、生活習慣や価値観、モラルについて調査しましょう。調査することで、日本国内でマーケティングを行っていたときとは違ったアプローチ方法やコンテンツが思いつくかもしれません。

現地の人々の感覚からあまりにもかけ離れていると、マーケティング活動を行っても効果を発揮しきれず、かえって不信感や反感を買う可能性もあります。


理由③現地の市場調査・顧客理解が足りない

SNSマーケティングに限らず、海外マーケティング全般に当てはまる基本的な要素ですが、商品・サービスの海外展開にあたって、そもそも現地の市場調査・顧客理解が足りているかどうかは、常に重要視しましょう。
海外でビジネスを展開する際には、現地の市場状況や顧客のニーズ、行動パターンなどをしっかりと調査し、理解することが必須です。調査不足だと、マーケティングどころか海外進出の戦略自体が破綻する可能性もあります。

例えば、現地での需要が確認できない商品やサービスでSNSマーケティングを行っても、当然ながら成果は出ません。海外進出にあたって市場調査と顧客理解は、なによりも成功のための基盤となる要素です。

もし海外SNSマーケティングで結果が出ない場合には、商品・サービスの戦略そのものから見直してみるのもいいかもしれません。


Photo of handshake of business partners after signing promising contract

国内でも海外でもSNSマーケティングで失敗しない!

現代においてSNSを介したマーケティングは非常に効果的な手法ですが、うまく運用するまでには多くの課題があります。

特に海外でのマーケティングは、国内とはまったく異なる戦略が求められるでしょう。時には、SNSマーケティング専門のサポートが必要になるかもしれません。

当サイトを運営する株式会社Vittoは、日本国内外でのビジネス展開を幅広くサポート。
具体的には、アウトバウンド戦略、インバウンド戦略、B2B・B2C戦略など、多角的なマーケティング戦略の策定から実施までを手がけています。

さらに動画広告やSNS広告、ディスプレイ広告など、多様な広告手法にも対応可能です。ロケーションサービスやSNS運用も含め、一貫したサポートを提供しています。
もし国内・海外でのSNSマーケティングに迷った際は、お気軽にご相談ください。

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