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コラム

世界中を虜にするK-POPから学ぶマーケティング戦略

Jan 15, 2024
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今や世界中で熱狂的な人気を博しているK-POP
多国籍なメンバー構成、熱狂的なファンダム、多言語のファンに届けるSNSコンテンツなど、その背景にあるマーケティング戦略を徹底解説します。

世界中の人々を虜にしている秘密。
それはファンを熱狂に導くグループ運営と、戦略的なマーケティングにあります。
この記事では、K-POPがグローバルな舞台で輝くための秘策と、K-POPがもつ魅力の核心に迫っていきましょう!




K-POP音楽市場の規模

現在K-POPは単なる音楽ジャンルを超え、世界的な文化現象となっています。

もともと韓国の国内音楽市場規模は約580億円で、日本が約2,600億円とされているのに対し、比較的小規模でした。
しかしこの国内市場の小ささが海外進出の大きな動機となり、その結果、2017年にはK-POP関連ビジネスが約5,000億円(47億ドル)の収益を上げるまでに成長しました。

とくにBTS(防弾少年団)というグループは世界的な成功を収めており、その影響力は音楽業界にとどまらず広告やファッション、さらには社会運動にまで及んでいます。

それだけにとどまらず欧米での音楽賞受賞が続くなど、影響力はますます拡大しており、世界中で熱狂的なファンを生み出しています。



世界で熱狂的に愛されるK-POP

K-POPが世界的に人気となったきっかけは、2012年のラッパーPSY(サイ)による「江南(カンナム)スタイル」の大流行にあります。
この曲は、馬に乗るようなユニークなダンスとキャッチーなメロディで世界中を席巻しました。
YouTubeでのプロモーションビデオは、わずか5カ月で9億回以上再生されるという記録的な数字を叩き出しています。

PSYの成功は、K-POPがグローバルな市場での存在感を示す大きな転機となり、その後のK-POPアーティストたちの海外進出の道を切り開いたのです。

またSuperMやNCTなどのグループは、PSYの成功を受けて積極的に海外市場に進出し、現在のK-POPの地位を築き上げるのに貢献しました。



引用元:https://bts-official.jp/profile/

BTSの世界的な大ヒット

現在、BTS(防弾少年団)はK-POPを代表するグループとして、世界中で圧倒的な人気を誇っています。
彼らは韓国のアーティストとして初めて全米チャート1位を獲得し、国際的な音楽シーンでの地位を確立しました。
とくに「Dynamite(ダイナマイト)」や「Butter(バター)」といった楽曲は、世界中で大ヒットして、多くのファンに愛されています。

https://youtu.be/gdZLi9oWNZg?si=gCVYTDqCBXD8tmyH

Dynamite(ダイナマイト)

BTSの影響力は音楽業界に留まらず、社会的なメッセージを発信することで、若者たちに大きな影響を与えています。
彼らの音楽と活動は、K-POPが単なるエンターテイメントを超え、世界的な文化現象の発端となったのです。

BTSが世界的な成功を収めた後も、K-POPの勢いは衰えることなく、新たな世代のアイドルグループが次々と登場して世界中で活躍しています。

特に注目されているのは、第4世代および第5世代のアーティストたちです。

第4世代の代表的なグループとしては、Stray KidsやNewJeans、TOMORROW X TOGETHER。
第5世代では、ZEROBASEONEやBOYNEXTDOORなどが挙げられるでしょう。

新世代のグループは、独自の音楽スタイルとパフォーマンス、国際的なファンベース、さらにはSNSやデジタルメディアを駆使したマーケティング戦略により、世界中の若者たちと強いつながりを築いています。

K-POPの世界的な人気は、BTSに続く新しいグループによってさらに拡大し続けており、音楽業界だけでなく、ファッションや文化の分野においても大きな影響を与えているのです。



K-POPが世界中で人気になった理由

それでは、K-POPがこんなにも世界中で人気になった理由を解明していきましょう。



カムバックの盛り上げ

K-POPのマーケティング戦略において特に重要なのが、「カムバック」という仕組みです。
カムバックとは、新しいアルバムや曲のリリースを意味しており、そのプロモーションは非常に戦略的に計画されています。

カムバックのタイミングでは、リリース前に「ティーザー」と呼ばれる予告編を公開し、新曲やミュージックビデオを少しずつ披露してファンの期待を高めます。
さらにジャケット写真や楽曲のロゴ、コンセプトフォトなどのビジュアルも段階的に公開することで、新曲への興奮を増幅させていくのです。

このようにK-POPは、カムバックを通じて新曲のプロモーションを徐々に盛り上げ、ファンの期待を最高潮に引き上げる戦略を採用しており、これが人気を博している要因のひとつとなっています。


多国籍のメンバー構成

これらの中でも、youtubeやtiktokなどの動画メディアについてはいずれも月間20時間以上もの平均利用時間を誇っており、1日30分~1時間程度の情報取得に利用されてることが示唆されています。 こういったメディアでの自社サービスの露出を増やすことはサービス拡大のうえで不可欠な要素といえます。自社のサービス・商品の特性を活かしやすいメディアを意識して、メディアづくりを行うことが非常に重要です。


複数言語は当たり前

K-POPが世界的な成功を収めたきっかけには、アイドルたちの多言語能力が大きく貢献しています。
多国籍メンバーで構成されるグループが多いこともあり、メンバーが複数の言語を話せることが一般的です。

これにより、世界中のファンと直接コミュニケーションを取ることが可能になり、グローバルなファンベースの構築につながっています。

たとえばBLACKPINKのリサはタイ出身で、タイ語、韓国語、英語、日本語を話します。
またNCTのメンバーであるテンはタイ出身で、タイ語、韓国語、英語、中国語を話すことが可能です。
彼らの言語能力は、音楽だけでなく文化的な架け橋となり、世界中のファンにK-POPの魅力を伝えています。


クオリティの高い楽曲

K-POPの世界的な人気を博した背景には、アイドル自身がもつ魅力のみならず、高い楽曲クオリティがあります。

K-POPの楽曲はキャッチーかつ洗練されたメロディ、独創的なアレンジ、感情を揺さぶる歌詞、そして一糸乱れぬダンスパフォーマンスで知られています。
これらの要素が組み合わさることで、韓国国内に限らず、世界中にいる幅広い層のリスナーを魅了しているのです。

これらの楽曲は、K-POPが単なる流行りのジャンルではなく、音楽として質が高いということを、世界中に示しています。
事実、BTSの「Dynamite」はグラミー賞にノミネートされるなどの快挙を果たしており、そのクオリティは国際的な音楽シーンで認められているといえるでしょう。


ファンダムという存在

K-POPの成功において、ファンダムの存在は非常に重要な役割を果たしています。
ファンダムとは、特定のアーティストやグループの熱狂的なファンの集団を指しますが、彼らがもつ影響力は、ただのファンという枠には収まらないほど非常に大きいです。

ファンダムは単にアーティストを応援するだけでなく、彼らの音楽や文化を広めていく重要な役割を担っています。
ファン自身も、その影響力と責任を自覚しており、SNSやオンラインコミュニティを通じてアーティストのプロモーションや支持を行っているのです。

またK-POPの特徴として、視聴者参加型オーディションが多く行われています。
これにより、ファンは自分たちが支持するアーティストやグループを「育てる」意識を強く持っており、メンバーの成長や成功に深く関わっています。


K-POPから学ぶマーケティング戦略

K-POPが世界中で人気になった理由を理解したところで、その具体的なマーケティング戦略を紐解いていきましょう。
海外でのマーケティングを行ううえで、重要なヒントが隠れているかもしれません。



複数プラットフォームの活用

K-POPのマーケティング戦略において中核をなすのは、複数プラットフォームの活用です。

BTSを例に見ると、

YouTubeではミュージックビデオ(MV)やメイキング動画を公開し、ファンにビジュアルと音楽の両面でアプローチ。
Twitterでは公式のお知らせや写真、動画を通じてファンとの直接的な交流を行い、Instagramではビジュアル重視のコンテンツを展開しています。
さらにTikTokでは、縦型動画を利用したダンスチャレンジなどで曲の認知度を高め、ファンの参加を促しています。
他にも、VLIVE、Weverseなど、さまざまなSNSを駆使してファンとのコミュニケーションを図っています。

各プラットフォームの特性に合わせたコンテンツ提供が、より多くのファン層に対するアプローチを可能にしており、これがまさにグローバルな人気を獲得している秘訣です。



徹底したクオリティ管理

K-POPのマーケティング戦略において重要なのが、徹底した世界観の管理です。

K-POPアーティストは多様なSNSプラットフォームを活用していますが、どのプラットフォームでも、楽曲の世界観が損なわれないように一貫したプロモーションが行われています。

たとえば、YouTubeで高品質なミュージックビデオを公開しているのと同時に、Instagramではその世界観を補完するアーティストのビジュアルがを投稿。

またTikTokでは縦型動画を活用し、楽曲に合わせたダンスやショートクリップが投稿されます。

プラットフォームごとに異なる特性を理解しながら、一貫した世界観のなかでコンテンツを提供することで、ファンの関心を持続的に引き付けているのです。


誰もが楽しめるコンテンツ

誰もが楽しめるコンテンツの提供も、K-POPのマーケティング戦略において重要な役割を果たしています。

たとえばV LIVEなどの映像プラットフォームは、多言語字幕機能により、英語、中国語、ベトナム語、タイ語、日本語など、多くの言語に対応しています。
これにより、韓国国内のファンに限らず世界中のファンがコンテンツを楽しむことができ、より幅広いファン層へのアプローチが可能です。

またK-POP独自の文化として「チッケム」があります。
これはパフォーマンス中の特定のメンバーだけを追った動画のことです。
ファンはチッケムにより、自分の推しメンバーに特化したコンテンツを楽しむことができます。

このようにK-POPは細分化されたニーズに応えることで、ファンの満足度を高め、人気をさらに拡大しているのです。


ファンが盛り上げる文化

さらにK-POPのマーケティング戦略のなかでも特筆すべきなのは、ファン自身が積極的に盛り上げる文化です。

K-POPのファンダムは、アーティストのプロモーション活動を自発的に支援しています。
ファンが自ら広告を出稿することもあり、アーティストの誕生日や記念日には大規模な広告キャンペーンが行われることも多いです。

このようなファンの活動は、アーティストとファンの間に強い絆を生み出し、同時にファン同士のコミュニティを強化します。

またアイドル自身もファンの声に耳を傾け、SNSなどで直接コミュニケーションを取ることが多く、これがファンに親しみを感じさせる要因だと考えられます。


まとめ

今回はK-POPが世界中で愛される理由と、その背後にある戦略的なマーケティングについて紹介してきました。

K-POPの世界進出は単なる音楽の魅力だけではなく、徹底したマーケティング戦略、多国籍メンバーによる国際的な展開、熱狂的なファンダムの力、そして高い楽曲クオリティに支えられています。

K-POPの成功事例は、マーケティングにおける新たな視点やアプローチを求める人にとって、大きなヒントとなるでしょう。



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