BACK TO TOP
コラム

“売れるYouTube広告”の作り方とは?企業の受賞事例・追うべき数値から学ぶ成功方法

Dec 28, 2023
SHARE

「YouTube広告が上手く活用できない」「どうすればYouTube広告から効果につながるかわからない」と悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

この記事では、マーケティングにおいてどのようなYouTube広告が効果的か、実際にブランドの認知向上や販売促進につながった成功事例を交えながら解説します。

YouTube広告の種類を解説

YouTubeには、多様な広告形式が存在し、目的や効果によって使い分けることができます。
ここでは、主要な4つの広告タイプに焦点を当て、それぞれの特徴やメリット、費用の決まり方を簡単に解説します。


動画前広告(バンパー広告・インストリーム広告)

動画前広告は、その名の通りユーザーが見ている動画の再生前に流れる短い広告です。
この動画前広告には、スキップ不可のものとスキップ可能なものの2種類があります。
また、広告の秒数によって6秒以下であればバンパー広告、それ以上であればインストリーム広告と呼ばれます。
視聴者の注意を引きやすいタイミングで流れますが、興味がなければそのままスキップされる可能性も高い広告です。

料金はCPV(Cost Per View)方式で、「広告が視聴された」とカウントされるたびに課金されます。「広告が視聴された」と認定されるのは、視聴者が広告をスキップせずに30秒以上視聴した場合か、広告内のリンクをクリックした場合です。


動画内広告(インストリーム広告)

動画内広告は、ユーザーが視聴している動画の中間に挿入される広告のことです。
視聴者が動画に没頭しているタイミングで表示されるため、印象に残りやすいといえますが、動画が盛り上がっているシーンで挿入されれば、視聴者の反感を買うリスクもあります。

動画内広告もCPV方式で課金され、視聴者が広告を完全に視聴するか、広告内のリンクをクリックした場合に料金が発生します。
広告の表示タイミングは、動画の長さや視聴者のアクションによって異なりますが、広告を挿入するタイミングは動画投稿者に一任されるため、広告主が指定することはできません。


YouTube上に表示される広告

比較的メジャーな動画前・動画内広告のほかに、YouTubeのプラットフォーム上に表示される広告もあります。
これはいわゆるバナー広告やサイドバー広告のことを指しており、YouTubeのページ上にある特定の場所に広告が表示されます。

視聴者が見ている動画の横に表示されるような広告もあるため、視聴者がほかの動画を探している際に目に付いて広告を再生するなど、自然な誘導を促せる場合があります。

YouTube上に表示される広告はCPC(Cost Per Click)方式で、広告がクリックされるたびに課金される仕組みです。


プロモーション動画

YouTube上でマーケティングを行う場合、YouTube広告を使うのではなく、インフルエンサーを起用してプロモーション動画を制作してもらう、という手もあります。

プロモーション動画は、企業の製品やサービスを具体的に紹介するのに最適な手法です。
ある程度規定のある動画広告と違って、動画の長さや内容の自由度が高く、ブランドの想いや価値観を伝えるのにピッタリです。

どんなインフルエンサーを起用するかで、伝えられるメッセージや動画を届けるターゲットも大きく異なってくるでしょう。
料金は、起用するインフルエンサーの規模や組数によって決まります。




YouTube広告で期待できる効果

続いてYouTube広告で期待できる効果について解説します。


①認知拡大
YouTube広告を利用する最大のメリットは、リーチできる視聴者層の幅広さにあります。
今や利用者の数が世界で25億人以上にものぼるYouTubeでは、多くの人々の目に触れることで、ブランドや製品の認知度を大幅に拡大することが可能です。

さらにYouTubeでは、どんな層に広告をあてるか細かく設定することができます。
年齢や性別、居住地などを絞る高度なターゲティング機能を利用することで、特定の興味やニーズを持つ層に直接アプローチし、より効果的な認知拡大を図ることができるでしょう。


②サイト誘導・購買促進
YouTube広告は単に製品・サービスの認知度を高めるだけでなく、視聴者の具体的なアクションを促すこともできます。
例えば、YouTube広告に商品購入ページに遷移させるボタンやリンクを組み込むことで、視聴者を自社のウェブサイトへ誘導したり、直接的な購買につなげたりすることもできます。
このようにYouTube広告は、企業が視聴者に対して購買を促したいフェーズにおいても、非常に重要な役割を果たします。


③マスメディアより良い費用対効果
YouTube広告は、テレビや新聞などと比較したとき、より優れた費用対効果を発揮する場合があります。
近年では、多くの企業がマスメディアとSNSマーケティングを目的によって使い分けています。
もちろんマスメディアとYouTube広告を組み合わせるという手法も効果的です。

YouTube広告の成功事例を知るには、毎年実施されている「YouTube Works Award」の受賞作を見るのがおすすめです。


効果のあったYouTube広告5選!


本記事では、2023年の受賞作品のうち印象的だった作品をいくつか紹介します。

①学パ、あげてこ⤴︎

三井住友カードのYouTube広告キャンペーン「学パ、あげてこ⤴︎」では、Z世代に人気のYouTuberグループ「くれいじーまぐねっと」を起用しています。
このキャンペーンは、学生が三井住友カードを使用することで、コストパフォーマンスやタイムパフォーマンスが向上し、学生生活がもっと楽しくなるというコンセプトで展開されました。


②ドコモ「卒業生100万人の答辞」/「あの恋をもう一度」

NTTドコモのYouTube広告キャンペーン「卒業生100万人の答辞」と「あの恋をもう一度」は、YouTube Works Awards Japan 2023でBest Brand Lift部門賞を受賞した作品です。
「卒業生100万人の答辞」では2022年3月に卒業を迎える学生約100万人の声を集め、彼らの1度きりの青春を伝える映像を制作。
この映像は、YouTube上で1,000万回以上視聴され、SNS上で10,000件を超えるコメントが集まるなど、学生を中心に大きな話題となりました。
「あの恋をもう一度」では高校生の恋愛模様を描き、何度も見返したくなるストーリーの奥深さを表現しました。
この動画は「青春は、みんなが主役」というメッセージを通じて、若者の青春を応援する内容となっています。
SNS上での広がりも大きく、「最後の大どんでん返しが素敵!」「見直すと色々また違った見方ができてよい」といった反響がありました。



③最強どん兵衛 最強地下CMッッ!

日清食品の「最強どん兵衛 最強地下CMッッ!」は、人気アニメ「範馬刃牙」とのコラボレーションによるウェブCMです。
このキャンペーンは、日清のどん兵衛ブランドの新商品「最強どん兵衛」のプロモーションとして展開されました。
新商品の「最強どん兵衛」は麺、お揚げ、だし、七味など、カップ麺のすべての素材にこだわった商品です。
CMでは、アニメ「範馬刃牙」の名シーンや名台詞を取り入れて「最強」であることを伝え、コアなファンに訴求するという独特のアプローチが採用されました。
その結果、CM公開前週と比較して売上は174%増。オンラインショップでは前月比223%という驚異的な伸びを示しました。
審査員は本広告について、「商品とアニメの世界観がマッチして、商品の特徴をさらに力強く表現できている」と評価。
それだけでなく、「アニメを知らない人が見ても楽しめるクリエイティブ」になっている点も高く評価されました。



④ほろよい飲んで、なにしよう?

サントリーの人気アルコール飲料「ほろよい」のYouTube広告キャンペーンでは、「ほろよい飲んで、なにしよう?」というコンセプトのもと、日常生活の中に「ほろよい」を溶け込ませるような動画が公開されました。
本広告は特にソーシャルメディア上で多くシェアされ、ターゲットとする若い世代の間でのブランド認知度の向上と売上増加につながったと考えられます。



⑤おうちの中のモンスター

日本赤十字社が実施した「おうちの中のモンスター」キャンペーンは、地震発生時の家庭内の危険に焦点を当てたものです。
このキャンペーンは、家具や家電が地震の際に「モンスター」に変身する可能性があるというコンセプトで展開されました。
リビングにあるテレビや窓ガラス、キッチンの冷蔵庫や電子レンジ、寝室のタンスなど、家の中には潜在的な危険が多く存在します。
この広告は家具や家電の固定など、地震対策の重要性を再確認することを目的としています。
YouTube広告が単なる商品・サービスのプロモーションの場ではなく、問題提起や注意喚起の場としても活用できると示した事例といえるでしょう。


YouTube広告で注視すべき数値とは?

続いて、YouTube広告を実施する際に注視すべき数値を解説していきます。

SNSマーケティングの肝となるのが、インサイトの分析とその改善です。
ここで紹介するのはあくまで基本的な数値です。目的やターゲットにあわせて分析し、PDCAサイクルを回していくようにしましょう。

①表示回数・視聴回数
YouTube広告の基本的なKPIには、表示回数と視聴回数があります。

表示回数は広告が表示された回数を、視聴回数は広告が一定時間以上視聴された回数を指します。

また視聴回数を表示回数で割ることで、「広告が表示されたうち、どれだけの人にきちんと試聴されたのか」という視聴率も計算できます。
視聴率は、広告が人々に興味を持たれたかを示す重要な指標です。

もし視聴率の数字が悪いようなら、広告のクリエイティブを見直す必要があるかもしれません。

②広告表示単価(CPM)・広告視聴単価(CPV)

広告表示単価(CPM)は1,000回の表示に対するコスト、広告視聴単価(CPV)は1回の視聴に対するコストを表します。

具体的には、広告表示単価は、支払った費用でどれだけの人に広告をあてることができたか、一方で広告視聴単価は、そこからさらに興味を持って視聴してもらうのにかかった費用のことです。

例えばマーケティングの目的を「商品理解」とおいている場合、広告表示単価ではなく広告視聴単価を重視する必要があります。
きちんと広告を見てもらい、どんな商品か理解してもらうところまでを追わなくてはいけないからです。

③コンバージョン数
最後に、コンバージョン数、つまり商品購買数やサービス登録数です。
広告を通じてサイトへの誘導を行った場合や、購買につながるボタンを設置した場合には、コンバージョン数を見ることでその結果がわかるでしょう。

マーケティングの目的が「購買」なのであれば、どれだけ広告が表示されても、コンバージョンに繋がっていなければ結果は不十分だったといえます。
購買につなげるためには、広告を出稿する場所の変更や、クリエイティブの見直しが必要になるかもしれません。

コンバージョン数を追跡することで、実際にユーザーの行動にどれだけ影響を与えているかを把握しましょう。


まとめ

“売れるYouTube広告”の鍵は、多様な広告形式についての理解と成功事例の把握、そして効果的なKPIの追跡にあります。

動画前広告・動画内広告・プラットフォーム上の広告やインフルエンサー広告など、さまざま広告タイプの目的と効果を理解し、選択することが成功への第一歩です。

本記事では、成功事例として三井住友カード、NTTドコモ、日清食品、サントリーなどのキャンペーンを紹介しました。
YouTube Works Awardsを受賞した事例は、適切なターゲット設定と、そのターゲットに響くストーリーテリング、そして独特のクリエイティブ表現で成果を上げています。

あらゆる要素を考慮し、YouTube広告を活用することが、ブランド認知度の向上と販売促進に繋がります。
ぜひYouTube広告を活用し、自社のマーケティング戦略に役立ててみてください。


実績 1,000社以上、
まずはお気軽にご相談ください

お役立ちサービス資料を
公開しています

サービスの
お問い合わせ・ご相談はこちら