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コラム

InstagramにおけるSNSマーケティングの成功法を解説!向いている商品は?成功事例から学ぼう

Feb 29, 2024
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「集客用にInstagramを始めたけど、フォロワーが全然伸びない」「Instagramで自社の商品・サービスを広めたい」などInstagramでマーケティングを行う際に悩んでいる人も多いでしょう。

本記事ではInstagramの基本的な情報から、Instagramでのマーケティングが向いている商品、成功事例、Instagramでマーケティングを行う際の注意点まで網羅的に解説しています。

まずはInstagramについて知ろう

Instagramは世界中で広く利用されているソーシャルメディアプラットフォームです。

利用者は世界10億人を超えており、特に若い世代に人気があります。
総務省の調査データによると、世代別のInstagram利用率は15〜19歳で72.3%、20代で78.6%といわれています。


Instagramの特徴は、「画像」や「動画」を通じて発信できる場であること。
そのため、投稿のビジュアルや世界観が非常に重要視され、ユーザーに対して視覚的に訴えること、ひと目で惹きつけることが求められます。


Instagramにある投稿の種類

続いてInstagramにおける投稿の種類について解説していきましょう。

フィード投稿

フィード投稿は、ユーザーのタイムラインに流れるもっとも定番の投稿形式です。
画像を複数枚まとめて投稿したり、そのなかに動画を交えたりすることができます。
フィード投稿はプロフィールに半永久的に残るため、こだわりをもって投稿する人が多いでしょう。



ストーリーズ投稿

ストーリーズ投稿は24時間で消える短期間の投稿で、日常のスナップショットや短い動画を気軽に共有できます。

ストーリーズにはリンクの設定やアンケート、質問募集など、ここでしか使えない機能も多数存在します。
フォロワーの参加や交流を促したい場合には、最適な投稿形式といえるでしょう。



リール投稿

リール投稿は短い動画を編集して投稿する機能で、音楽やエフェクトを使って動画コンテンツを作成可能です。

現在はフィード投稿の一部とされており、リール動画を投稿すると、プロフィールページにフィードと並んで表示されます。


ライブ配信

Instagramではリアルタイムでのライブ配信が可能で、フォロワーとの直接的なコミュニケーションに活用されます。

ライブ配信はアーカイブとして残すことも可能で、その場合はリール動画となって、フィードと同じようにプロフィール画面に表示されます。
アーカイブする際には、サムネイルや投稿テキストの設定が可能です。


SNSマーケティングでInstagramを使うメリット

ここでは、Instagramならではの特徴をいくつか紹介しましょう。


商品・サービスの魅力を視覚的に伝えられる

前述した通り、Instagramは画像や動画がメインコンテンツのため、商品やサービスの魅力を視覚的に伝えることができます。

文字では伝わりにくい商品の色味や、日常のなかで使う際のイメージなど、ビジュアルから伝えられることは様々です。
ほかのプラットフォームでは十分に商品理解を促せなかった場合でも、Instagramならそれが叶うかもしれません。



様々なアプローチを実施できる

Instagramにはフィード投稿、ストーリーズ、リール、ライブ配信など、多様な投稿形式が存在します。
これらを組み合わせて、様々なアプローチでターゲットと交流できるでしょう。

ひとつのプラットフォームで商品紹介から購買誘導、フォロワーとの交流まで行えるのは、Instagramならではのメリットといえます。



拡散されれば一気にユーザーに浸透する

Instagramではハッシュタグが活用されており、インフルエンサーやフォロワーによって商品やサービスがシェアされると、短時間で大量のユーザーにリーチすることが可能です。

また1つのハッシュタグに、どんどん関連投稿が溜まっていくのもInstagramの特徴といえるでしょう。
人気になればなるほど、自社の商品・サービスについて解説してくれる投稿が集まってきます。

SNSマーケティングではこの拡散機能を利用し、短期間で一気にインフルエンサーに投稿してもらったり、ハッシュタグを使って投稿を促すキャンペーンを行ったりします。



Instagramが向いている商品・サービス

まずInstagramでのマーケティングが向いている商品ジャンルを紹介します。


美容・ファッション

Instagramはビジュアルを重視するプラットフォームなので、美容やファッション業界の商品・サービスとは非常に相性が良いでしょう。
ユーザーは最新のトレンドやスタイルを求めてInstagramを利用し、ブランドは魅力的なコンテンツを通じて商品を紹介します。

また企業アカウントを運営している場合、1つ1つの投稿だけでなくプロフィールページ全体で一貫した雰囲気や世界観を作り出すことも重要です。
プロフィール上で統一された投稿は、ブランドイメージを視覚的に訴え、フォロワーに強い印象を残すことができます。



ライフスタイル

Instagramは、日常生活やライフスタイルを共有するのにも使われています。

若者を中心としたユーザーは、Instagramを通して休日の過ごし方、おしゃれな部屋のインテリア、友人とのアウトドア活動など、日々の生活の1コマを共有。
フォロワーはそこからインスピレーションを得て、自分自身のライフスタイルにも反映させます。

そのためライフスタイルにまつわる商品、例えばインテリアやアウトドアグッズも、Instagramでのマーケティングに適しています。

投稿のなかで自然に「生活のどのような場面で利用するのか」「自分の生活にこの商品・サービスがあったらどれだけ魅力的か」を伝えることができるでしょう。



食品・料理

フード関連のコンテンツは特に主婦層に人気があり、美味しそうな料理の写真やレシピの共有、食品のレビューなどが頻繁に行われています。

また「コストコの購入品」のような、特定のブランドや商品に焦点を当てた投稿を継続的に行っているユーザーも多く、このような情報はフォロワーにとっても非常に有益なものとなります。

料理とビジュアルは切っても切り離せないものです。
視覚的に魅力を伝えることで、食材や調味料の活用シーンを具体的にイメージしてもらえるでしょう。



金融・保険

意外かもしれませんが、Instagramには金融や保険の情報を提供するアカウントも多く存在します。
ひとり暮らしをしている若年層や家族をもつ主婦層が多いため、多くのユーザーにとって気になるトピックなのでしょう。

お金にまつわるジャンルは、わかりやすい情報の伝達が重要です。
Instagramの投稿で図解を交えながら解説することで、複雑な情報をわかりやすく伝えることができます。





Instagramマーケティングの成功事例

メリットや向いている商品がわかったところで、実際にInstagramでのマーケティングがうまくいった事例を見てみましょう。


ユーザー参加型のキャンペーンを実施する

Instagramマーケティングにおいて、ユーザー参加型のキャンペーンでは多くの企業が成功を収めています。
その中でも、IKEAのInstagramキャンペーンを紹介します。

IKEAは、ユーザー特定のハッシュタグを使用して投稿することで、キャンペーンに参加できる仕組みを採用し、参加したユーザーはIKEA製品を使った自分の部屋のレイアウトをシェアしました。

その結果、ユーザーによってIKEA製品と同時におしゃれな使用イメージが一気に拡散され、製品の魅力をより多くの人々に伝えることに成功しました。



インフルエンサーを起用する

インフルエンサーを活用したプロモーションは、Instagramマーケティングにおいて非常に効果的な手法です。
自発的なユーザー投稿を待つのではなく、意図的に特定のインフルエンサーを通じてブランドや製品のメッセージを伝えることで、狙っているターゲットに直接リーチできます。

例えば「どろあわわ」という洗顔料は、新たに「新どろあわわ」としてリニューアルされた際、商品リニューアルイベントに招待されたインフルエンサーのインスタ投稿をLPに掲載。
結果としてLPのコンバージョンは145%向上し、インフルエンサーのリアルな使用感を通じて、商品の魅力を伝えることに成功しました。



インスタグラム広告を出す

Instagramではフィード、ストーリーズ、リールなど、さまざまな投稿形式で広告を展開できます。
そのためターゲットとなるオーディエンスに合ったアプローチができ、ブランドの認知度を高めたり、製品やサービスの魅力を伝えたりすることが可能です。

韓国の美容ブランド「rom&nd」は、Instagramショップへの誘導を増やすために商品タグ付き広告を利用。
広告効果によって、商品タグなしの広告と比べて、購入数が1.6倍に増加しました。

Instagramは認知拡大だけでなく、商品購買にも繋げられると示された事例です。



アカウントを運用する

Instagramで自社アカウントを運用することも、企業のSNSマーケティング戦略の1つです。

例えばユーザーが投稿した内容に対して「いいね」などの反応をすることで、ユーザーとの関係を築くことができます。

また企業アカウントの投稿を通じて、自社製品の紹介はもちろん、ブランドのストーリーや価値観を伝え、ブランドの信頼性を高めて長期的なファンを獲得することもできるでしょう。

ダイソーは自社アカウントを運用し、フォロワー数180万人以上を獲得しています。

投稿数はこれまでに3,400件以上で、主に商品を紹介したり使い方を解説したりするコンテンツを投稿。
女性をターゲットにした投稿が多く、20代〜30代の女性ユーザーが多いInstagramとの相性は非常に良いでしょう。



InstagramでSNSマーケティングを行う際の注意点

最後に、InstagramでSNSマーケティングを行うときの留意点を解説します。

Instagramは非常に便利なプラットフォームですが、闇雲に投稿を繰り返してもなかなか効果は発揮できません。
きちんと目的を定め、PDCAサイクルを回してマーケティングを行うことが重要です。



目的とターゲットを明確にする

マーケティング成功のカギは、目的とターゲットの明確化にあります。
Instagramを活用する際も、マーケティングを始める前に「なにを目的に」「どのターゲット層にアプローチするのか」を決めることが重要です。

例えば目的を「購買」、ターゲットを「ひとり暮らしをしている20代男性」と定めることで、どのようなコンテンツを発信するか決める足がかりとなるでしょう。

こうして決定した目的やターゲットに応じて、Instagramでのアプローチ方法や起用するインフルエンサーを変える必要があります。

もしかすると、Instagramでは目的やターゲットに沿ったアプローチが叶わない場合もあるかもしれません。
その場合は、Instagramではない他のSNSでのマーケティングを検討する必要が出てくるでしょう。

適切な場を利用してマーケティングを行うためにも、目的とターゲットの明確化は非常に重要です。



ブランディングを意識する

Instagramでは、コンテンツを通して発信する商品・サービスの世界観がブランドイメージに直結します。
そのため、商品・サービスの世界観に合わせたマーケティングであるか、常に注視することが必要です。

1度ついたブランドイメージは、簡単に拭うことはできません。
拡散力のあるプラットフォームで発信するからこそ、意図とそぐわないメッセージを届けてしまわないよう注意しましょう。



インサイトを分析する

SNSマーケティングの大きなメリットは、ユーザーの反応が数値化されることです。
投稿ごとに数値を分析することで、どのようなコンテンツがユーザーの反響を呼んでいるか具体的に知ることができます。

例えばインサイトを分析することで、複数投稿あるうち特に人気のコンテンツがわかるかもしれません。

また複数人のインフルエンサーを起用してマーケティングを行った場合であれば、どのインフルエンサーからの発信がもっともユーザーからの共感を得たか比較することができるでしょう。

定期的なインサイト分析を行い、継続的な実施・改善を繰り返すことで、より効果的なマーケティングを行うことができます。



さいごに

Instagramマーケティングは、ブランドや商品・サービスの魅力を視覚的に伝え、ターゲットにイメージを浸透させることができる非常に有効な手段です。

成功のカギは、明確な目的とターゲット設定、商品・サービスのブランディング、そしてインサイト分析を通じた継続的な改善にあります。
もちろんこれに加えて、Instagramにおける投稿や広告の種類を理解し、自社の商品・サービスに合ったアプローチ方法を選択することも重要でしょう。

InstagramはただのSNSプラットフォームではなく、ブランドと顧客を結びつけるツールであることを忘れずに、効果的なマーケティング戦略を展開していきましょう!

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