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社内インタビュー

国籍を超えたプロフェッショナル集団
Vittoの社長が語る最も大事な理念とは?

Mar 13, 2025
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Vitto設立者

明星 雅也

日本テレビで数々の有名バラエティ番組の制作に携わったのち、フリーランスとして独立しテレビ朝日へ。

その後、デザイン制作会社への転職を経て、現在の仲間と共に株式会社Vittoを設立。

2025年2月までは東京と沖縄を拠点とし、よりグローバルな視点を広げるために、同年3月からオランダへ移住。


面白さを追求した日々から、心を動かす映像制作へ

Q、Vitto設立の背景と歴史について教えてください

Vittoを設立した当初は、「とにかく面白いことをやりたい!」「かっこいいものを作りたい!」という気持ちが強かったですね。

そのため、さまざまなプロジェクトに挑戦しながら、実績を積み重ねていきました。

2年目、3年目には新入社員も加わり、組織体制の強化が必要だと感じたタイミングで、沖縄にオフィスを開設。また、東京の拠点も新宿のシェアオフィスから外苑前へとオフィスを移転しました。


この頃から会社の方向性を決め始めたんですが、デザインや美しさはもちろん、映像を通じて「心を動かす」ということを企業理念にしました。

ただ、これは単に「感動させる」ってことだけではなく、視聴者の心に”何か動きを与えること”が大事だという考えです。

ホラー映画であれば「怖い」と感じるように、心が動けば正解。視聴者が、映像を見て”何かを感じる”ことが重要なんです。


また、デザインに対して徹底的にこだわることも、企業理念のひとつです。

さらに、グローバルな視点を常に意識していたので、海外での撮影も多く行ってきました。しかし、コロナ禍で海外での撮影が難しくなった時期もありました。

そんな中でも、需要が極端に減ることはなく、逆に海外のお客様から「日本に行けないから撮影をお願いしたい」という依頼が増え、この状況下でも新たな海外顧客を獲得できました。

どんな状況でも国境を越えてつながり合える。それがVittoの最大の強みだと思っています。


国籍を超えたプロフェッショナルと、楽しみながら世界へ発信

Q、Vittoのミッションとビジョンについて教えてください

Vittoでは「誰と作るか」を大事にしています。

各分野のプロと一緒に作り上げることで、より良いものが生まれると信じています。

世界に向けて、自分たちが作ったものを多くの人に見てもらいたい、心を動かしたいと考えるだけでワクワクします。

でもそのためには、各分野のプロフェッショナルが必要なので、人種や国籍に関係なく、多様な人たちと一緒に取り組んでいきたいんです。

たとえば、レストランでは1日に100人ほどしか対応できませんが、ウェブCMならわずか数分で視聴者が1000万人以上に達することもあります。

映像には、それほどの影響力があります。

だからこそ、私たちは大きなプロジェクトを目指しています。

また、ミッションについてなんですが、実は公にしていないんです。

社会貢献を掲げることは素晴らしいと思いますが、今は”自分たちがやりたいこと”を追求しています。

いつかは自然と、それが「誰かのため」になっていくと思いますが、現時点では適当にミッションを掲げることは避けていて、いい意味で、今を楽しむことを大切にしています。


コーヒーマシンから建設業まで。Vittoの強みを生かしたマーケティング

Q、Vittoが提供している海外マーケティングの具体的な内容は?

Vittoは、映像制作から派生して、インバウンドとアウトバウンド、両方の海外マーケティングも行っています。

たとえば、海外のコーヒーマシンを日本で売りたいという依頼があった場合は、プロモーション用の動画を作ったり、イベントの撮影をしたりします。

あと、ドイツで放送する映像を撮影したり、国外のイベント用に英語や中国語の動画を作成することもあります。

その他にも、ベトナムに会社を設立する顧客に対して、リクルート広告、マーケット調査、企業全般のサポートなどマーケティング支援を行った実績もあります。

最近では、ファッション、コスメ、建設といった多様な業界からの依頼も増え、ジャンル関係なく色々な企業からオファーを受けています。

実際、IT系以外の職種だと、専門的な知識が必要な部分について、最初はよく分からないと悩まれるケースも少なくないんですよね。

なので、サイトの制作、リクルートイベントのブースデザイン、パンフレット作成、プレゼン用資料の準備など、なんでも幅広くサポートしています。

映像制作が切り口ではあるんですけど「海外に進出する際に必要なツールを全部作りますよ」といえるのが、私たちVittoの最大の強みです。


国境を越えたメッセージ。ユニクロ社内イベントの映像制作

Q、海外マーケティングで印象に残っている案件はありますか?

印象に残っている案件は、ユニクロの社内イベントですね。

柳井社長が戦略を話す際に使う映像制作の依頼があったんですが、世界中に社員がいるので、日本語だけでなく英語や中国語にも対応する必要があったんです。

このとき特に印象的だったのは、未来の話だけでなく、服の廃棄問題やリサイクルについて、全世界の問題点に対しても真剣に取り組んでいるというストーリー。

ユニクロが考えていることはすごく壮大で面白いなと思いましたし、世界に目を向けて取り組んでいる姿勢に強く感動しました。

また、これを通じて、国境を越えた全社員に影響を与える映像制作に携われたことも、とても貴重な経験でしたし、印象に残っています。


クリエイティブな発想とチーム力がVittoの強み

Q、映像制作におけるVittoの強みは何ですか?

最近、営業をしている中でありがたいことに『クオリティが高い』と言っていただけることが増えています。

Vittoの強みの一つは、少人数でありながら、映像制作の全工程を自社内で完結できる点です。

多くの制作会社は外注に頼ることが多いと思いますが、Vittoでは企画から撮影、編集まで一貫して自社で対応しています。そのため、迅速かつ柔軟な対応が可能です。

また、アイディアの豊かさやクリエイティブな発想力も私たちの強みです。少人数だからこそ、チーム全員で意見を出し合いながら考えることで、アイディアを広げていくことができます。

さらに、『国籍に左右されないグローバルな視点で、新しいアイディアを提供できる』

これもVittoの魅力であり強みだと思います。



インスピレーションを形にする、アイディア共有

Q、プロジェクトに取り組む際、どのようにアイディアを出し合っていますか?

新しいプロジェクトに取り組む際は、Vittoではまずみんなでアイディアを集めるところから始めます。

ちなみに私は、心が動いた瞬間や思いついたアイディアを、すぐにスマホのメモアプリに書き留めるようにしています。

こうした小さなメモが、企画を考える際のヒントになることも多いです。

あとは、約10人くらいのメンバーで意見を交換しながら、さまざまなからアイディアを練り上げていきます。

チーム全体で連携することで、多角的な視点からプロジェクトを企画して、より良い企画へと発展させていくことを大切にしています。

ヒアリングから納品までの、映像制作プロセス

Q、映像制作の初期段階から完成までのプロセスは?

お問い合わせをいただいたら、まずはヒアリングの場を設けて、どのような映像を求めているのか具体的に把握します。

そして、その内容を基に企画を立て、構成案を作成。承認が得られた段階で制作へと移ります。

CGやイラストなど、アニメーションも用いて映像を制作し、その後、編集作業を行い、音声やナレーションを加え、最終的に納品する流れになります。

全体的な制作期間は、平均して4〜5ヶ月程度です。
短いものであれば2〜3ヶ月、長いもので1年やそれ以上かかることもあります。



作品の満足度は結果にある

Q、顧客満足度を高めるために、重要だと考える要素はありますか?

顧客満足度を高めるには、質の高い作品を作るだけでは足りないと考えています。

たとえば、どんなに美味しい料理でも、接客が悪ければ全体的な満足度は下がってしまいますよね。

以前は、作品の質が高ければそれで十分だと思っていましたが、今は 満足してもらうプロセス も大事だと感じています。

顧客が「自分の意見を取り入れてもらえている」と実感できることが、プロジェクトの成功や満足度につながると思うんです。

結局、顧客満足度は作品の質だけでなく、結果に表れるんですよね。

商品の売上や再生回数、集客数といった目標を達成することが大切ですし、良い作品でも広まらなければ意味がありません。

そのためには、まずしっかりヒアリングすることが大事だと思っています。

時間が限られていても、顧客の悩みや要望をしっかり聞き取り、それを基にプロジェクトを進めることを心がけています。

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