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コラム

海外向け動画に字幕・吹き替え・自動翻訳は必要?それぞれのメリットとデメリットを解説!

Jul 2, 2024
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インターネットとソーシャルメディアの普及により、海外向け動画コンテンツが一般的になり、海外マーケティングにおいてますます重要な役割を果たすようになっています。

しかし、動画を通して海外の視聴者にリーチするには、字幕、吹き替え、そして自動翻訳といったツールの使用が不可欠です。
本記事では、これらの海外向け動画対応に有効な手段それぞれのメリット・デメリット、そして選択基準について詳しく解説します。


海外向け動画における字幕・吹き替え・自動翻訳を行う必要性

世界中の視聴者にリーチするためには、動画コンテンツの言語の壁を取り除くことが不可欠です。例えば、日本で話題になり、多くのユーザーに見られている海外動画は、確実に何らかの方法で日本語の対応をしています!
そんな海外向け動画において必ずといって良いほど見られる字幕や吹き替え、自動翻訳を行う必要性について、まずは解説をしていきます。

グローバルマーケットの拡大

製品やサービスを国際市場に展開する際、ターゲット地域の言語に対応することは信頼性と認知度の向上に繋がります。特に、新しいソフトウェアやゲームなどの「説明が必要な製品・サービス」においては言語対応は前提条件といえるでしょう。


文化的理解の促進

最近、日本の寺社仏閣の高品質なショート動画が海外で大きな反響を獲得しています。そしてその多くの動画は基本的に、最小限の説明(字幕付き)と視覚情報で構成されています。
このように、異なる文化背景を持つ視聴者がコンテンツを理解しやすくすることで、海外ユーザーの動画内容の理解度を高めることができます。


SEO効果の向上

多言語対応のコンテンツは、検索エンジン最適化(SEO)においても有利に働き、GoogleやYoutubeなどの検索エンジンを介してより多くの視聴者を獲得することができます。
これらの理由から、字幕、吹き替え、自動翻訳を活用することは、国際的な視聴者へのアプローチにおいて非常に重要といえます!



動画コンテンツに吹き替え・字幕を入れることのメリットとデメリット

動画コンテンツを海外対応させていくうえで、「吹き替え」「字幕」の作成は非常に有効な手段です。
ただし、いずれを導入するにしてもそれぞれメリットとデメリットがあります。ぜひ導入に際しては以下の観点を参照しながら検討を進めてみてください。

吹き替えののメリット

・視聴者の没入感の向上
吹き替えは視聴者に母国語でコンテンツを楽しんでもらうことができるため、没入感が高まります。特に映画やドラマなど、視覚的な要素と音声の一貫性が重要なコンテンツには有効です。


・文字を読まない層へのリーチ
子供や読み書きが苦手な人々、さらには視覚障害を持つ視聴者に対しても、吹き替えは効果的です。


・視聴者の疲労軽減
字幕を読む必要がないため、視聴者の目の疲れを軽減し、長時間の視聴でも快適さを保てます。特に長尺動画と吹き替えの相性は抜群です。


吹き替えののデメリット

コストと時間がかかる
プロの声優を起用し、品質の高い吹き替えを制作するには多額の費用と時間が必要です。


・文化的なニュアンスの喪失
こちらはどうしてもやむを得ない部分ではありますが、翻訳の過程で、元の言語の持つ文化的なニュアンスやジョークが失われることがあります。


・リップシンク(音声と口の動きの一致)の問題
元の映像の口の動きと吹き替え音声の一致が求められるため、技術的な難しさが伴います。



字幕のメリット

・コスト効率が高い
吹き替えと比べて、字幕の作成は比較的安価で迅速に行えます。


・言語学習のサポート
視聴者が字幕を読むことで、言語学習の一環としても活用できます。
最近では、日本でも海外映画を字幕で見ながら英語学習を進める取り組みが学生・社会人ともに広がりを見せています。


・オリジナル音声の保持
元の音声をそのまま維持できるため、演者の声や演技を損なうことがありません。
特に、演者自身に高い知名度がある場合は、オリジナル音声を残せる字幕のほうが吹き替えよりも好まれます。


字幕のデメリット

・視聴に伴う疲れ
字幕を読むことにより、視聴者の目が疲れやすくなる場合があります。


・画面の占有
字幕が画面の一部を占有するため、視覚的な情報が遮られる可能性があります。
また、本編の動画と距離を離しすぎると映像情報と字幕情報を交互に確認する必要が生じ、視聴者への負担感を増やしてしまいます。


・読み速度の問題
視聴者の中には、字幕を読む速度が追いつかない人もおり、内容を完全に理解できない場合があります。



自動翻訳は必要か?

ここまで、海外向けに動画を発信する際の有効な手段である「吹き替え」「字幕」の作成のメリット・デメリットについて解説をしてきました!
ただし、ここまでの内容を踏まえてなかなか費用、工数的に検討が難しい、という方も多いのではないかと思います。

そんな方には、近年Youtube等でも普及が進む自動翻訳という安価な手段がおすすめです。
ただし、自動翻訳はどんな動画にも適しているというわけではないため、以下のポイントを考慮することが重要です!


自動翻訳が適している場合

○緊急性が高いコンテンツ
ニュース速報やリアルタイムの動画配信など、迅速な翻訳が求められる場合。

○大量のコンテンツ
多くの動画を短時間で多言語対応にする必要がある場合。

○予算が限られている
吹き替え、そして字幕の作成に必要な金額に予算が見合わず、さらにコストを抑えたい場合。


自動翻訳が適さない場合

○高い翻訳品質が求められる
文脈やニュアンスが重要なコンテンツでは、人間の翻訳者によるチェックが必要です。

○ブランドイメージを重視する
自動翻訳の誤訳によるブランドイメージの損失を避けたい場合は、自動で翻訳することは避けるべきでしょう。




吹き替え・字幕・自動翻訳の具体的な選択基準

ここまで、吹き替え・字幕・自動翻訳についてのメリットやデメリットなどをまとめてきました。そこで最後に、吹き替え・字幕・自動翻訳のいずれを選択すべきかという基準について、具体的に整理していきます!

コンテンツの種類

映画やドラマなどストーリーテリングが重要な場合は吹き替え、教育的な動画や短いクリップには字幕が適しています。また、ニュースや速報性の高い情報には自動翻訳が有効です。


視聴者の好み

ターゲットとなる地域の視聴者が吹き替えを好むか、字幕を好むかを調査することが重要です。例えば、日本では吹き替えコンテンツが普及しているため、吹き替えコンテンツにすることで認知拡大が一定期待できるでしょう。


予算と時間

吹き替えはコストと時間がかかるため、予算やスケジュールに余裕がある場合に適しています。予算が限られている場合、迅速な対応が必要な場合は字幕や自動翻訳が選ばれます。


株式会社Vittoにご相談ください

株式会社Vittoは、マーケティングと動画クリエイティブを提供する映像デザイン会社です。

自由なアイデアと確かなスキルを持つ国際色豊かなチームが、海外進出やインバウンドをサポートします。また、海外向け動画の吹き替え、字幕作成、翻訳にも対応し、お客様のご要望に合わせたトータルソリューションを提供しています。多くの企業との取引実績があり、年間300件以上の取引を実現しています。

ぜひ、作成した動画の多言語対応を行い、グローバルなマーケティング展開や集客の拡大を行っていきましょう!

海外向け動画に関するご相談やお見積もりの依頼は、株式会社Vittoまでお気軽にお問い合わせください。些細なことでも結構です。以下のお問い合わせフォームからご連絡ください。
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